2205冒頭6分感想(ネタバレあり!)

皆様今晩は!
まずは皆様にお詫びとご連絡です。

先週より多くの方よりたくさんのご感想や考察をコメントとして頂いております。
誠にありがとうございます。
全てに目を通させて頂いておりますが、どれも非常に興味深く、また自分では気がつかない視点を面白く感じております。
本来でしたら全てのコメントに返信をさせて頂きたいのですが、現在、執筆時間が限られていること、そして、記事として書きたいことが非常に多いため、返信のための時間を確保することが出来ません。
そこで申し訳ございませんが、当分の間、記事の更新を優先し、コメントに対する返信は)見合わせさせて頂きます。
コメントを頂いておきながら、このようなご無礼をしてしまう事になりまして本当にございません。
ただ頂いたコメントに関しましては必ず読ませていただきますので、今後ともよろしくお願い致します。

さて、昨日から期間限定上映のラストである3週目に突入した「ヤマトという時代」ですが、今回より「2205‐新たなる旅立ち‐」の冒頭6分18秒がオマケとして公開されることになりました。
私も本日3回目の「ヤマトという時代」に乗船し、この冒頭6分を見ましたが、控えめに言っても最高です!
以下、冒頭のあらすじと感想をネタバレ満載で書いていきますので、ネタバレが嫌いな方はここで回避をお願いいたします。

冒頭の大まかなストーリー紹介

今回公開された2205の冒頭ではデスラー総統によるガルマン星の開放が描かれます。
まず意外なことに、デスラー総統は既に銀河系にあるガルマン星の存在を知っており、当地を資源惑星として支配しているボラー連邦からこの惑星を譲ってもらおうと、単独で当地のボラー総督と直談判に赴いていました。
それに対し、ボラー総督は被支配階級の地位(ガミラスで言う2等ガミラス人)を受け入れるならば、ガルマン星をガミラス人に譲っても良いと答え、デスラー総統に反乱防止用の首輪(逆らうと毒が注入され死亡する)をはめる事を要求しました。
無論、そのような要求を呑むデスラー総統ではありませんでしたが、ボラー総督はガルマン星上空に待機させているデスラー総統の乗艦である戦闘空母は既にボラ―の大艦隊に包囲されていることを伝え、デスラー砲での脅しは不可能と伝えます。
しかしそれはデスラー総統の読みの範囲内でした。
なんと彼は戦闘空母を自爆させ、それに巻き込まれたボラー艦隊が混乱している隙をつくように、バーガーとタランが率いるガミラス艦隊が次々ガルマン上空にワープアウト、混乱するボラー艦隊に猛撃を加えます。
更に地上基地から増援のためにあわてて出撃しようとする艦隊は、秘かに潜伏していたUX‐01の攻撃によって壊滅。
こうしてボラー艦隊を壊滅させたデスラー総統は、ボラー総督達を拘束し、ガルマン人たちの前でガルマン星の開放を宣言。
ボラー連邦によって支配されていたガルマン人たちは、そんなデスラー総統の姿に「あれこそ我らの真の王」と感動するのでした。
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予想以上にソ連だったボラー連邦

今回の冒頭においてガッツリ、ボラー連邦が登場しましたが、思った以上に「ソ連」でした(笑)
元々、オリジナルである「ヤマトⅢ」に登場したボラー連邦もソ連がモデルとされていましたが、オリジナル版よりも一目で元ネタが「ソ連」と分かる外見になっていました。
ただこれは悪い訳ではなく、格好良さで言えばオリジナルのヤマトⅢよりもグレードアップしていたと思います。
また今回の冒頭ではガミラス艦隊によってあっさり殲滅されやられ役に終始していましたが、デスラー総統を前にして堂々としているボラー総督や、辺境に過ぎないガルマン星にガミラス主力艦隊規模の艦隊を駐屯させているなど、ボラーの強大さを感じさせる描写が多数あり、オリジナル版以上に一筋縄ではいかない存在として描かれるみたいです。
今回の2205の冒頭で、最初からデスラー総統はガルマン人とガミラス人が同胞であり、ガルマン星ならば移住可能であったことは知っていたことが明かされましたが、これまでガルマン星に手を出さず、地球を惑星改造しようとしたり、ガトランティスに移住可能な惑星を用意してもらおうとしたことは、デスラー総統にとってもボラー連邦との戦いは相当危険であり、なるべくなら取りなくない選択だったことをうかがわせます。
大小マゼラン銀河では「無敵ガミラス」とされていたガミラス帝国をもってしても、そこまで慎重にならざるを得ないボラー連邦はどんだけヤバい連中なんだよ、というところですね。
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ちなみに、今回の冒頭の大半で流れていたのは、ヤマトⅢの中でも屈指の名曲である「ボラー連邦の大テーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=_FFBWVi7nh8
この曲が最新作で聞けただけでもこの冒頭は感涙ものでした。

奇襲を仕掛けるガミラス艦隊の勇姿

先行のPVで登場したガミラス艦隊とボラー艦隊のシーンはほぼすべて今回の冒頭からの抜粋でしたが、今回描かれたガミラス艦隊による奇襲攻撃は短いながらも迫力満点でした。
さらに、2202においては単調な突撃しか描かれなかった艦隊戦ですが、今回の奇襲作戦は

①デスラー戦闘空母(青)が自爆し、ボラー艦隊を混乱させるとともに攻撃命令発動の合図となる
②ドメル戦法で雷撃機を転送、混乱するボラー艦隊を攻撃
③ガイペロン級多層宙母(恐らくランベアの改造)を旗艦とするバーガー艦隊が突撃
④同時にタランが指揮するデウスーラ3世が戦闘機部隊は発進、バーガー艦隊を援護すると同時に制宙圏を確保
⑤UXー01が地上基地を奇襲し、発艦途中の増援艦隊を撃破

と、非常に綿密に練られた電撃作戦として描かれたのも良かったです。
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戦闘シーン自体は非常に短い(恐らく1分もない)ですが、各指揮官の持ち味や座乗艦の格好良さがしっかり描かれており、今後、2205における戦闘描写はかなり期待できそうです。
ちなみに細かい点で言えば、バーガーの乗る「ランベア改」(仮称)の船体には、ミランガルを彷彿させる迷彩が施されていたのが何気に良かったです。
また、フラーケンの声優さんが今回変更になったようです。
短いセリフであったので、気のせいかなと思ったのですが、ネット上で同じ指摘をされている方が結構いらっしゃいましたので、間違いないみたいです。
本当に変更になったのか、それともこの収録時にたまたま中田譲治氏のスケジュールが合わず、短いセリフであったことから代役で済ませてしまったのか・・・・
フラーケンの声はやはり中田譲治氏の渋いVoiceがぴったりでしたので、なるべくなら元に戻って欲しい所です。
この点については続報に期待したいと思います。

今回公開された内容は僅か6分と思えぬ濃密な内容であり、一気にストーリーに引き込まれました。
上映が終わった時に、私の斜め後ろに座っていた方が「4ヵ月も待たされるのか」と呟いておられましたが、その気持ちは全く同感です。
この2205が間違いなく名作になるという事はこの冒頭10分で確信しました。
10月の公開が本当に楽しみです!

コメント

  1. ABARTH より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ある程度の予測はしてましたが、やはり冒頭でのガルマン星開放でしたか。旧作ではゴルバ戦後でしたが、ガミラス星の人々を移住させるには長い期間がかかりますから、移住先ありきでなければ、一度裏切ってしまったデスラーは信用されないでしょうし、移住開始後の留守を狙って暗黒星団が進行する形にしないと星間戦争中に戦域拡大は理屈に合わないです。
    ここで、デウスーラⅢの建造時期が気になるんですが、ガトランティス役から三年経過していますが、実質2年と考えたら、ガミラス本星でも可能なのかもしれませんが、ヤマトが帰還するまでの半年で時間断層内で建造されたとしてもおかしくないですね。キーマン存命中にバレルに打診していたかもしれません。だから赤になったのかも。劇中で何故赤なのかを語られるらしいので。バーガー乗艦の空母ですが、改良型なので、メカコレ或いは旧ランベアの改修追加パーツ込みで1/1000あるやもしれませんね。そうそう、プラモの発売日決定ですね。今後新情報が追加されるたびに展開が期待されます。

  2. kazu より:

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    ですが、艦体の横に瞬間物質移送機、左後方にアングルドデッキ?の端のようなもの、艦首の真ん中に不明な蓋状のもの(デスラー砲射出口?)、以前もコメしましたが、砲身なしの三連装砲、砲身ありの四連装砲及び三連装が各1、非常時切り離し可能と思われる艦橋など、数多の箇所から、かなり大型化が図られているようですので、新造艦だと思われるのですが、冒頭のストーリーなら、デスラーと民主化ガミラスとの間に余程の和解がなければ、仮にあっても、本星では新造は無理っぽいんですよね、どこであんなの造ったんでしょうね。
    ちなみに私は今回の方がよりかっこよくなっていますので、ゴルバに突っ込んでお釈迦にするのはもったいない気がしています。

  3. オールドタイマー より:

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     ボラー連邦、かませ犬どころか銀河を征服しそうな勢いみたいですね、これに「暗黒星団帝国」が加わると無理ゲーと化しそう、まあだからこそ地球連邦も巻き込まれる訳か、あれだけガトランティス戦役で世話になっていれば助けない訳にはいかないでしょうし。
     まあ「彼ら」がボラー連邦と敵対していれば民主ガミラスとデスラー派にもワンチャンありそうだが、さて。

     そしてデウスーラⅢ、やっぱり艦橋は「独立戦闘指揮艦」の改良したもの様ですね、だとすると全長550m超?。
     メカコレの希望小売価格が税抜¥1300円、この価格がメカコレのヤマトの全長に合わせた縮尺で立体化され、甲板の差し替え分とデスラー砲も加わると考えれば考えれば納得できる?かな。

     そして一体どこで建造されたものやら、「2205」ではランペア改やドルシーラを見る限りデスラー派の懐具合は決して豊かとは言えなさそうなんですよね。
    「ABARTH」様が言われる様に時間断層内で建造された可能性が高そうですが…、AIの暴走中にランダミラルーデの後に建造されたかも?、ガミラスブルーのゲルバデス級が試作艦でこれが完成形だったりして。
     ガト戦役後にロールアウトするも、デカすぎて民主ガミラスには手に余り、また保有する大きな理由もなさそうなのでデスラー派に譲渡されたのかもしれませんね。

  4. kazu より:

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    デウスーラⅢの主砲は、砲身ありが四連装×2と三連装×1、砲身なし三連装×6でした。アングルドデッキは左方にのみ出ているんですね。
    プラモ、デウスーラⅢとアスカがあったんですね。失礼しました。

  5. 岐阜のヤマトオタク より:

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    自分も先月、2205冒頭6分を見てきたのですが、これは間違いなく成功すると確信しましたね。
    中でも自分が一番驚いたのは、ボラー艦最大の弱点とも言える固定砲塔が旋回砲塔になっていたことですね(笑) これだけでも原作より手強くなっていそうです。

    それと2205はストーリーがどれほど進むのか予想できません。
    普通に考えたら前章でグレートプレアデスと、後章でゴルバと戦うことになるのでしょうが、“新たなる旅立ち”以降の要素を結集したのならば、“永遠に”のデザリウム星攻略までも含まれるはず……。
    となると、前章でゴルバまで行って、後章でデザリアム星攻略……?
    いやでも、それでは流石に尺が足りなくなるだろうし……。といった感じに悶々と考えています。

    そもそもデザリアム星が登場するのかどうかすら怪しい気もするんですよね。“デザリアム”が正式名称であることは確定したのですが、果たして国なのか……。
    あそこまで発展しているともう国という概念が無くなってそうです。

  6. 山城2199 より:

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    岐阜のヤマトオタク様、コメントをありがとうございます!
    おお、冒頭ご覧になりましたか!
    冒頭だけであのテンションですから、本編がどれだけの作品になるか嫌でも期待してしまします。
    個人的にはせっかく素晴らしい作品になりそうな予感がするのですから、あまり詰め込みせずにしっかり尺を取って制作していただきたいですね。