皆様、今晩は。
ついに公開されました宇宙戦艦ヤマト2202第6章「回生篇」!
私も一昨日の初日と昨日行われましたライブビューイベント上映に参加して参りました。
大雑把な感想をいえば、面白かった!!
勿論、細かい部分でシナリオの荒さや演出が悪いな~と思うところはありましたが、これまでの章とは違って面白さのほうが遥かに上回っていたと思います。
第6章の素晴らしい出来に心から拍手を送ります。
ということで今回は第6章に関して簡単な感想を書きたいと思います。
公開3日目ということでまだ見ていない人も多いと思いますので、なるべくネタバレを避けますが、最低限のネタバレは避けられません。ご了承をお願いします。
なお各あらすじ(太文字部分)は公式サイトから引用しています
第十九話「ヤマトを継ぐもの、その名は銀河」
波動機関が停止したヤマトは重力圏に沈んでいった……。
からくも離艦できた真田たちは、波動実験艦銀河へと移乗。
そこで彼らは、惑星再生能力を失った[コスモリバースシステム]ですら戦線に投入し、
時間断層で艦隊の増強に明け暮れる、追い詰められた人類の現状を知るのだった。
一言で言えば銀河の紹介回でした。
銀河の能力や建造の背景などはこの回ですべて明らかになりました。
しかし地球を救った「コスモリバースシステム」すら兵器として転用する地球は本当に正気の沙汰ではありませんね。
神埼副長の「正気では戦争に勝てない」というのは正論ですし、勝たねばすべてが失われる以上手段を選んでいる余裕は無いというのも分かりますが釈然とはしません。
なお銀河クルーは全員、人間的感情は無用、合理的判断が最優先という考え方であることが今回と21話で判明しますが、この辺りが彼女たちがイスカンダル航海のクルーに選抜されなかった理由なのかもしれませんね。
ところでこの19話が石塚 運昇氏の最後の出演となりました。
冒頭10分にあった「頼む」が最後の台詞です。
舞台挨拶でデスラー役の山寺さんがこの台詞を「後を頼む」と我々へのメッセージみたいに感じたと聞いたときは思わず泣きそうになりました。
石塚さん、本当にお疲れ様でした。
第二十話「ガトランティス、呪われし子ら」
総員退艦の際に頭部を負傷した雪は、4年分の記憶と共に古代への想い――その”愛”すら失って目覚めた。
満身創痍のヤマトが不時着したのは、かつてガトランティスを創り出したゼムリア人の故郷。
都市帝国に囚われた惑星の上で、ガトランティスとズォーダーの”愛”と”絶望”の歴史が語られる。
雪が記憶喪失(正確には失われた記憶が回復したため、記憶喪失間の記憶が消失した)という衝撃の展開から始まった第20話。
2202は一体どこまで古代君の精神を削るのでしょうか?(苦笑)
一方、ついに明かされたガトランティスと大帝の過去
うん、ゼムリア人がくそ過ぎた
彼らには彼らの事情や守りたいものがあったのでしょうが、あれでは滅ぼされても文句は言えませんね
それとやはり大帝が古代君に注目しているのはやはり昔の自分に重ねているところがあったからでしょう。
ところで同じ悪魔の選択はやってもその際の約束はしっかり守るのは、自分は約束を反故にしたゼムリア人たちとは違うという大帝なりの矜持なのでしょうね。
第二十一話「悪夢からの脱出!!」
地球=ガミラス連合艦隊の奮戦虚しく、都市帝国は火星絶対防衛圏を突破しようとしていた。
山南が重力圏に捕らわれたヤマトの存在を確信した一方で、AIは人類存続の為の[G計画]を発令。銀河に戦線離脱を命じた。
艦長の藤堂早紀は、機械の命令とヤマト救出との間で選択を迫られる。
山南さんとアンドロメダの主役回です。
ストーリー的には藤堂早紀艦長メインというべきなのでしょうが、ぶっちゃけ、山南さんとアンドロメダがすべて持っていきました(笑)
これまでの鬱憤を晴らすように満身創痍になりながら敵中に突撃し、最後はヤマトを救って爆沈するアンドロメダは本当に良かったです。
ちなみに絶対死ぬと思っていた山南さんがまさかの生還。
勿論全身ズタボロですので恐らく2202ではこれで退場であると思われますが、噂されている続編に沖田、土方の遺志を継ぐ者として再登場しそうですね。
ところで地球のやばさがかなり前面に出てきました。
「時間断層があれば・・・」と盲目的に繰り返す芹沢はもはや狂気の領域に突入しています。
勿論彼は彼なりに地球のを守るために必死なのでしょうが、「どんな姿になっても(人類は生き残らなければならない)」という発言はやばすぎます。
人間が人間としての尊厳を捨ててまでして生き残る事にはたして意味があるのか。
それだけに土方が人間として生きることを訴えた演説はカタルシスを感じました。
第二十二話「宿命の対決!」
いまだヤマトには正体不明のスパイが潜んでいた。
空間騎兵隊が怪しまれるなか、疑惑を否定することができずに斉藤は苛立つ。
やがて決戦に向けて、緊急改装を行ったヤマトが発進した。その針路を塞ぐように現れる〈ノイ・デウスーラ〉。
何を想いデスラーは、ヤマトと相対するのか……。
デスラー総統との再戦回です。
オリジナルシリーズでは総統vsヤマトでしたが、2202ではヤマト自身はそっちのけでデスラーvsキーマンとデスラー家のお家騒動になってしまったのは少し残念。
決着は次回持ち越されてしまいましたが、デスラー総統を殺せば地球とガミラスに1万年の時間の猶予を与えるという甘美な餌を与えられたキーマンがどのような判断を下すのか気になるところです。
あと雪が古代君の姿を求めて医務室から出て行ってしまいましたが、古代君や雪が次回に絡んでくるのでしょうか?
このあたりも気になるところです。
ところで今回、銀河からパーツをもらいヤマトが最終決戦仕様に生まれ変わりました(なお、改造は火星軌道上のドックで行われました。敵地で改装を行うという事前の予想は大外れでした)
レーダーの長さにはまだなれませんが、劇中で見る限り以外に悪くありませんでした。
あれほど批判されていた銀河も本編の描写は評判は悪くありませんし、やはり見せ方というのは大切ですね。
なおこの22話に対してネット上で以下の疑問点が指摘されていました
①何故ヤマトは単艦で行動しているの?
②なんで雪を退艦させないの?
ふたつとも実にごもっとも(汗)
①についてはせっかく主力艦隊と合流しているのだから、数隻でもいいから護衛艦隊を引きつれてゆけよと思うのは人情。
劇中で今後の作戦を語り合っていましたが、何故単独で行動しなければならないのかそのフォローが欲しかったところです。
②について、ヤマトはこの最終決戦に臨むにあたって多くの人員を下艦させていました。
それならば船務長としての任務遂行が不可能である雪を退艦させるべきではないかという疑問は最もです。
個人的には記憶は無いものの婚約者であった古代進という人物の戦いを最後まで見届けようと願い退艦を拒否したのではないかと思っていますが、さてどうでしょうか?
以上、簡単ですが第6章の感想でした。
最終章である第7章は「新星篇」というサブタイトルと共に来年3月1日の公開が決定しました。
第6章は本当に面白かったので最終章もこの勢いで最後までいってほしいところです。
コメント
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私は昨日、第6章を見てきました。これまでの伏線が色々回収されたりもしたので、面白かったのは面白かったんですが、同時にちょっともったいないなぁとも思いました。まだ1回しか見ていないので、見落としたりしている部分もあるだろう事を分かっての感想です。
決められた尺に納めるために何だか色々とカットしてしまった感が・・・。2199からの流れを汲んで、地球側だけでなく敵側も丁寧に描いているせいもあるんでしょうね。旧作は「ガトランティス=絶対悪」みたいな感じでしたが、今回はいろいろなドラマが盛り込まれていますし・・・。
盛り込まれていると言えば、2202はそのガトランティス側だけでなく、もちろんヤマトを含めての地球側、それにガミラス+デスラー側と本当にてんこ盛り。これだけ盛り込めば時間は足りないでしょうねぇ・・・。なので、26話ではなく、もう少し長くした方が丁寧なドラマが描けたような気がしてなりません。
2202の最終的な感想は、やはり第7章まで見ないとなんとも言えないところがありますが、今のところ少し無理はあるもののよく錬られているストーリーだけに、もうちょっと丁寧な描き方の方がよかったなぁという思いです。
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ふくろう様、初めまして。
コメントをありがとうございます。
> 決められた尺に納めるために何だか色々とカットしてしまった感が・・・。2199からの流れを汲んで、地球側だけでなく敵側も丁寧に描いているせいもあるんでしょうね。旧作は「ガトランティス=絶対悪」みたいな感じでしたが、今回はいろいろなドラマが盛り込まれていますし・・・。
そうなんですよね
2199の時もガミラスサイドにもかなりの尺を割いてしまったため、結構尺不足で説明が不十分な部分が出てしまいました。
ヤマトとガミラスという2陣営でもこれでしたのに2202ではヤマトサイド、ガトランティスサイド、ガミラスサイド、地球サイドと4陣営のストーリーを練りこんでいます。
尺が足りなくなるのはある意味当然ですね。
個人的には2202は4クール構成でもっと一つ一つの描写を丁寧に描いたほうが良かったのではないかと思います。
事実、アニメでは色々削られたシナリオを基本にして書かれている小説版は、キャラの掛け合いなどが丁寧に書かれていましてかなり面白いです(ふくろう様も読まれているかもしれませんが)
あれをそのままアニメ化して欲しかったですね。
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感想サイトを探していてみつけました
ちょっとだけコメントしたいと
思います
ヤマトが単艦で出撃した理由ですが
ヤマトと同等クラスの有人艦がすでに
ないのではないでしょうか?
初期ロットの有人艦タイプのアンドロ級は
全艦中大破してる模様ですし
まあ、一番大きいであろう理由は
現場権限で補修、補給はできたけど
他の艦艇の指揮権は芹沢副長が握ってる
可能性です
艦長が藤堂長官の縁者でもあり
G計画は長官管轄であったのでしょう
で、銀河の艤装を譲るのは可能だったけど
他の艦艇を動かせるのはムリであったのが
真相ではないでしょうか
芹沢副長が艦艇譲ってくれそうにないしw
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こぐ様、初めまして。
コメントをありがとうございます。
> まあ、一番大きいであろう理由は
> 現場権限で補修、補給はできたけど
> 他の艦艇の指揮権は芹沢副長が握ってる
> 可能性です
> 艦長が藤堂長官の縁者でもあり
> G計画は長官管轄であったのでしょう
> で、銀河の艤装を譲るのは可能だったけど
> 他の艦艇を動かせるのはムリであったのが
> 真相ではないでしょうか
> 芹沢副長が艦艇譲ってくれそうにないしw
成程!こういう理由もありえますね。
私はこの件についてあれこれ考えて、別の理由を思いついておりましたが目からうろこ状態です(笑)
面白い回答をしていただき本当にありがとうございました!
また機会がございましたらご意見をいただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。