2代目サーシャはいつ生まれたか?

皆様今晩は!
今回、ABARTH様よりコメント欄で「2代目サーシャは一体いつ生まれたのか」という非常に興味深い質問をいただきました。
折角ですので今回は、この件について考えてみたいと思います。

そもそもの問題として地球人とイスカンダル人の妊娠期間が果たして同じであるのかという点が疑問ですが、この前提が崩れるとそもそも考察自体出来ないので、同じであると仮定します。

まず妊娠の兆候が描かれたのは、2199の第24話での終盤。
地球への旅立つヤマトをスターシャが見送りながら意味ありげに自身の腹部をさすっている描写が描かれています。
20220503_img001.jpg大体妊娠は3か月ごろから妊婦の体になってくるといわれていますが、またこの時点で誰一人、スターシャが妊娠していることに気づかなかったところを見ると、彼女の妊娠はごく初期、最大に見積もっても1~2ヶ月程度であると思われます。
ヤマトがイスカンダルに到着したのは、2199年7月頃とされていますので(ちなみにメ号作戦は同年1月ですので、古代守とは最大に見積もっても半年程度で子供を作ったことになります・・・汗)、出産予定日は2200年の4~5月頃となります。
つまり2205で赤ん坊として登場したサーシャですが、本来の年齢は5歳ということになります。
では何故、サーシャは2205の時点で赤ん坊だったのか。

この答えは極めて簡単。
恐らくスターシャは生まれた我が子に対してすぐに儀式を施し、記憶体としてしまったのでしょう。
その為CRS(恐らくサーシャの記憶体が入れられていたのが小型のCRS装置だったのではないか)によって記憶体から再び実体化した時は、儀式が施された時点での状態、すなわち赤ん坊の姿で再構成されたのではないかと思われます。
20220503_img002.jpg
むしろここで問題とすべきは何故スターシャは、サーシャに儀式を施したのかという点。
そもそもスターシャは古代守と出会ったことで、イスカンダルの思想や儀式そのものに対して強い疑問を持つようになっており、ガミラス人に儀式を施すことも拒否する程でした。
そんな彼女が愛する者との間に出来た我が子には儀式を施すことにしたのか。

これはあくまで私の勝手な解釈ですが、2つの相反する感情によるものではないかと思われます。

1つは愛する古代守と子供と永遠に一緒にいたいという気持ちです。
儀式を施せば、イスカンダルが存在する限りサーシャの命は永遠なものとなり、いつまでも一緒にいることが可能です。
愛する古代守を永遠に失ったからこそ、スターシャは2度と愛する者を失いたくない気持ちで愛娘に儀式を施したのではないか。

もう1つは、サーシャをこの現実世界で生きて行かせることに躊躇を覚えていたのではないか、ということです。
恐らくスターシャはデザリアムの攻撃が無くとも、ガミラスの移住計画が完了した時点でイスカンダルの歴史を終わらせるつもりだったのではないでしょうか。
スターシャの事ですから、幼い愛娘を誰かに託すという発想はなく、サーシャもまたイスカンダルと運命を共にさせる予定だったのでしょう。
となると、現実世界で生活させることはむしろ哀れであり、サーシャには最後まで幸せな夢の中で生涯を終えることが出来るよう儀式を施したのではないか。

この2つ考えは明らかに矛盾しています。
しかし、恐らくスターシャ自身もこの2つの感情の間をフラフラしており、明確にどうするか決めることができていなかったのでしょう。
その為、いわば現状維持という保留を望んでしまい、その心情の象徴というべきものが記憶体となったサーシャだったのではないかと思います。

ところで2205で描かれたサーシャ誕生イベントで、2つのポイントが3199の伏線として絡んでくるのではないかと睨んでいます。
1つは、サーシャが入っていた小型の容器です。
上でも書いた通り、私はこの容器は小型のCRSではないかと睨んでいます。
前章において芹沢さんが、イスカンダルからCRSを提供して欲しいという趣旨の発言をしていましたが、このような形でCRSは地球の手に渡り、3199における何らかのイベントで使われることになるのではないかと思っています。

そしてもう1つは雪がサーシャを受け取った途端、サーシャが実体化したという点です。
もしかしたら旧「新たなる旅立ち」の再現以上に意味はないかもしれませんが、私自身は、ユリ―シャから「もう一人の私」と言われていた雪が受け取った途端に実体化した事には、やはり何らかの意味があるのではないかと思っています。
もしかしたら雪はやはりユリ―シャのクローン体であり、そのイスカンダルの血に反応してサーシャは実体化したのではないか。
そして雪がイスカンダル人であることが、デザリアムにより虜囚とされる要因になるのではないか。
20220503_img002.jpg
この辺りは完全に妄想ですので、外れる可能性が高いのですが、デザリアムが3199でもなおイスカンダルに拘っているとするならば十分に可能性はあるのではないでしょうか。

コメント

  1. ABARTH より:

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    ネタの採用ありがとうございます。2199のコミックでは雪の正体はユリーシャのクローンとなってますが、もしクローンならどのように誕生したのか?ユリーシャが地球に訪れた時に雪が存在していたとすると、雪はイスカンダルで誕生していたか、ユリーシャがシェヘラザード内の簡易CRSで誕生させたのではないかと思われます。ただし、イスカンダルで雪に会ったスターシャは雪をサーシャだと誤認しました。サーシャとユリーシャは姉妹なので似ていると思われますが、区別しにくいほど似ているのでしょうか?雪はどちらに似ているんでしょうか?さすれば、雪はイスカンダルで誕生したわけてはなく、ユリーシャの手によるものの可能性があります。しかし、クローンであるならイスカンダルの消滅と共に消滅しないのは何故でしょうか?それは2代目サーシャにも言えます。儀式を受けた際のデータがサンクテルに補完されたなら消滅するのでは?さらには守の力で雪は蘇生しているわけですが、イスカンダル人ならば地球人のエレメントで蘇生するでしょうか?それが可能なら守自身もコスモリバースで蘇生ができたはずです。スターシャがそうしなかったのはコスモリバースのエレメントが死者の魂を補完した記憶データである以上、守自身の記憶データが必要で、仮に発動させたら地球に譲渡してもエレメントを補完できる技術がないので、発動しても地球再生ができないことをわかっており、守自身が自身より地球の復活を望んだのでそれを尊重したのだと思われます。沖田が守と入れ替わりにエレメントとして記憶データとして補完されたのはコスモリバース発動したタイミングで沖田が亡くなったと考えたら、そこで儀式が奇跡のように行われたとみるのが妥当でしょう。波動砲を封印し、コスモリバースそのものとなったヤマトだからこそ可能だったのです。ユリーシャが復活できたのはイスカンダルに近っき、ピーメラ星へ降りた時にイスカンダルのエレメントに触れて、ヤマトに回収されためにコスモリバースがなくても記憶データの更新がされてユリーシャは復活できたのではと考えたのです。となると、その中に雪がおり、雪は事故に遭った時にユリーシャの細胞を移植したのでイスカンダル人のエレメントを宿すことができたと考えたら辻褄ありませんか?クローニングで誕生したイスカンダル人ではなく、イスカンダルの蘇生技術がもたらしたイスカンダル化した地球人と考えれば消えずに済んだのは当然ではないでしょうか。では、二代目サーシャが実体化しても消えなかったのは守の遺伝子、地球のエレメントがヤマトを通して感じられたからではないでしょうか。おそらくあの簡易型CRSには地球とイスカンダル双方の記憶データが補完され、どちらかが失われたとき、どちらかのエレメントを感じれば実体化する仕組みになっているのかもしれません。おそらくイスカンダルの技術がなければ再度記憶データ化することはできないてしょう。

  2. クロマル より:

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    いつもROMさせて頂いております
    サーシャ誕生時期の考察読ませて頂きました

    で、思いましたのが古代守が亡くなったのはいつか?です

    自分は、第14話「魔女はささやく」のタイミングで亡くなったと思っていました
    初視聴時は、古代進が気が付き、何とか事無き得るストーリーですが
    2199は捨回が無いと思っていますので、2回目の視聴からはこのタイミングで亡くなっていると思っています。

    スターシャと愛を育む時間は少しキツイかもしれませんが・・・
    古代守はイイ男ですからね、何とかなります

    よければ、ご意見が聞きたいです

  3. ABARTH より:

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    スレちがいですが、任務遂行に行って来ました。岸上さんには会えませんでしたが、それなりに中堅と思われるブレザー姿のスタッフに尋ねたところ、全く開示できないとのこと。9月の幕張でも、ないらしいです。ただし、予想に反してアスカは売れたようです。お陰でヒュウガの発売は上映期間内に間に合わなかったが、そこから見えてくる3199はアスカが雪の失踪?(拿捕かも)で活躍が制限され、ヒュウガが、より活躍するのでは?ということです。ディアゴスティーニで取り上げられ、今後の展開の中でネタバレがあるかもしれません。また、ヤマトリメイクのコンテンツは小休止でいつ再開かはまだ未定とのこと。ただし、3199の上映時期に合わせたアクションは予定しているらしい。やはり、福井さんらのシナリオとメカの活躍しだいというところでしょうか。

  4. 山城2199 より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    BARTH様、返信が遅れてすみません(汗)
    こちらこそ興味深いネタの提供をありがとうございます!
    漫画版とアニメは完全に別物と考えたほうがよさそうな状況であり、仮に結論が同じクローンでもその仮定は変わってきそうですね。
    さて、あくまで個人的な考えですが、今回挙げられている疑問について私は以下のように考えております

    ①なぜサーシャと間違えたのか
    状況から考えるとサーシャもユリーシャも聖域から実体化させた後すぐに使者として地球に送り出したと思われます
    そのため、二人がどんな顔をしていたのかスターシャ自身もあまり覚えていなかったのではないでしょうか?
    ただ、24話で話しかけてきた方がユリーシャであることは分かったので(おそらくユリーシャが事前に連絡していたのではないかと思われます)、消去法でもう一方のイスカンダル人らしい人物をサーシャと呼んだのだと思います。
    あと古代もサーシャと雪を混同していましたが(実は二人はあまり似ていないのですが)、あるいはよく似た雰囲気があったのかもしれません。

    ②雪のクローンについては、こちらの記事で詳しく考察しておりますンどえご参照ください

    ■森雪クローン説を考える
    http://yamashiro150.blog.fc2.com/blog-entry-181.html

    ■雪の正体についてのもう一つの可能性
    http://yamashiro150.blog.fc2.com/blog-entry-712.html

    個人的には雪はイスカンダルの肉体に地球人の魂を移植した存在であり、魂が地球人のものであるからこそ、イスカンダル消滅後も雪は肉体を維持できたのではないかと思っております

    なおご指摘の通り、スターシャは守を復活させることはできたと思います。
    ただし生前の古代の言葉からそれは生命の尊厳を踏みにじる行為であると理解し、あえて復活させなかったのではないかと思います。
    それでも守の魂を保管していたのは、彼を心から愛してからなのでしょう。

  5. 山城2199 より:

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    クロマル様、コメントをありがとうございます。
    古代守の死亡時期についてはヒントが少なすぎて特定不可能ですが、個人的にはヤマトがイスカンダルが到着するほんの少し前ではないかと思っています。
    特に根拠はないのですが、スターシャの妊娠時期を考えると1~2か月前までは生きてはいたと考えるのが妥当です。
    下手をするとほんの数日前までは生きていたかもしれませんね。

  6. 山城2199 より:

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    ABARTH様、貴重な情報ありがとうございます。
    新製品の情報がなかったのは残念ですが、ヒュウガの散った以下がほぼ確定なのはうれしいですね。
    それにしても3199ではやはりアスカが・・・・
    個人的には2205での出番で退場はもったいないので3199では中盤あたりに脱出に成功し、ヤマト艦隊に再合流の流れになってほしいところです。

  7. ヴェネター級ヒューベリオン より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    イスカンダルとスターシャ達を救えなかったことによるヤマト世界での影響をよく技術面での話はありますが自分は宗教面について心配です。

    リメイク版においてのイスカンダルは最低でもガミラス人の間では崇拝の対象です。

    崇拝の対象=心のよりどころでイスカンダルは聖地、スターシャ姉妹は聖女のような扱いと言ってもそこまで違和感はないと思います。

    少なくとも2205時点で昔に存在したと言われるシャルバートを信仰するシャルバート教団と言う明確な宗教団体があることを考えると、今のところ劇中に描写はありませんが仮称イスカンダル教団とかがないとは言い切れません。

    勿論、地球の恩人であるイスカンダルを崇める宗教団体が地球にも出来上がっていてイスカンダル信徒とかもいるかもしれません。

    そして心のよりどころが消え去るのはそれに縋る者達からすれば絶望通り越して狂気に走りかねない、しかもよりどころの喪失による絶望は狂信へと変わってしまうこともある。

    ご存じの通り、2205においてイスカンダルもスターシャ姉妹もデザリアムのせいで無残に吹っ飛びました。

    普通なら原因となるデザリアムに怒りは向けられますがそのデザリアムも行方知れずです。

    となればその怒りは別のものに向けられます。

    一番怒りの矛先になるのはイスカンダルを救えなかったヤマトとヤマトクルーとなるのは想像に難くありません。

    デスラー達はどうなのかと言うと、その身を波動砲の餌食にしてまでスターシャを救おうとした(ヤマト世界でその事実が公表されてる場合)ことから除外されます。

    それどころかイスカンダル信徒からすれば敬意を表す対象です。

    但しイスカンダル教徒の狂気を許容できないでしょうから結局は敵対するでしょう。

    本来なら上下の間に続きがあるのですがあまりに衝撃なので飛ばします。

    続編のタイトルにある「REBEL」には色々な意味が含まれていて、意味の一つにイスカンダルを救えなかったヤマトクルーへの復讐(ある意味濡れ衣)を狙う宗教テロによる宇宙規模の反乱が含まれるのかもしれません。

  8. 山城2199 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ヴェネター級ヒューベリオン様、コメントをありがとうございます。

    私はリメイク版でもガルマン星の隣にある双子星を惑星スターシャと名付けると思いますが、恐らくデスラーのスターシャに対する想いの表れと同時にそのような信仰の暴走に対する対策なのかもしれません。
    またイスカンダルと名付けなかったのは、イスカンダルは唾棄すべき存在かもしれないが、スターシャ猊下の慈愛は本物であったというイスカンダル信仰の再編が行われたのではないかと考えています。

  9. ヴェネター級ヒューベリオン より:

    宗教テロを知る者達

    前回、イスカンダル崇拝とイスカンダル消滅の影響について書いたことは記憶に新しいと思います。

    こんばんは。

    それでふと思ったのが、この影響に大きく反応するのはイスカンダル信者以外にもいることに気が付きました。

    その存在と言うのは信仰とは真逆です。

    具体的に何者か上げろと言われれば、現USA管区こと旧アメリカ合衆国を始めとする旧ヨーロッパ諸国出身の連邦軍人、保安部、空間騎兵隊そして各国警察そして民衆です。

    しかも、デザリアム襲来前からそれらがクーデターが起こしている可能性すらあります。

    知っての通り911事件以後、アメリカを始めとする各国は宗教色の強いテロとの戦いが起こりました、しかも2011年にアルカイダのビンラディンを殺して一区切りついたとはいえ未だなお継続中です。

    実際数年前までイスラム国を名乗るテロ連中がイラクやシリアで猛威を振るい最近やっと沈静化したのは記憶に新しいと思います。

    ヤマト世界において2042年に火星に到達するまでの歴史が現実と一致するとすればこの点は見過ごせない要素となります。

    旧アメリカやヨーロッパ各国、特に実際にテロと戦闘を繰り広げた軍隊は当然として都市部で戦っていた警察、そして宗教テロに襲われた民衆は宗教テロの恐ろしさを理解しているのです。

    確かにテロとの戦いが終わって200年近く経過しています、しかし何も語り継いでいないとすれば大間違いです。

    そんな中、イスカンダルが滅ぼされて絶望したイスカンダル信者による宗教テロの猛威が地球やガミラスで吹き荒れます。

    基本的にヤマトやヤマトクルーを狙ってテロを起こしますが、それに連なって町々が火の海に包まれることもあるでしょう。

    それにより宗教テロを戦った軍人や警官達の後継者達が、或いはテロの被害者遺族の子孫達が宗教テロの恐ろしさを思い出した末に後に怒る大混乱を予測したらどうなるか。

    本来ならデザリアム討伐を持ってイスカンダル信者の留飲を下げるべきですが奴らは行方不明です。

    イスカンダル宗教テロによる混乱を収束させるためにイスカンダルを助けられなかったヤマトとヤマトクルーを血祭りにあげるのが一番だと判断に至ったら・・・

    「こんなふざけた状況に追い込むポカ遣らかしたヤマトとヤマトクルーを許してはならん」

    と言う憎しみも相まってやりかねないような気がします。

    しかも一応USA管区を始めとした幾つかの管区が民意の基に協力してクーデターと言う形で実行しかねないような気がします。

    考え過ぎだとは思いますし各管区がそう簡単に手を組むはずがないと思います、しかし鯖主さんが前に書かれた管区閥の対立と言う要素を絡めればそう難しくはありませんとしか思えません。

    それを考慮すればヤマト討伐と極東管区を引き摺り下ろすのは当然セットになるでしょう。

    言うなればこの出来事が2202で負けた分を取り返すための第2ラウンドを開始するゴングとなってもおかしくない。

    実際鯖主さんはREBEL3199に搭乗予定のアリゾナ・プリンスオブウェールズ・ビスマルクがヤマトを追撃すると予測されたこの3つの列強艦の所属は名前からしてどう見ても旧アメリカと旧ヨーロッパ、所属だけ見ても自分の言ってる事は的を得ていると思います。

    次に保安部と空間騎兵隊についてです。

    保安部については基本軍人の犯罪を取り締まりますが、捜査の過程において地元警察とやり取りして協力することは多々あると思います、そして軍人自体が思想や宗教などでテロを起こす事態に対応したことがあります。

    空間騎兵隊についても暴徒鎮圧任務に充てられてる観点から地元警察との協力は不可欠です、それと同時に暴徒の恐ろしさを知っている、ただでさえ恐ろしいのにそれに宗教まで絡むと恐ろしさは倍増処じゃあない。

    どちらとも、地元警察を通じてイスカンダルテロの恐ろしさを知ると同時に肌で感じたためクーデターに加担する可能性はあります。

    ならばヤマトクルーであり保安部である星名や、空間騎兵隊である永倉姐さんやキャロラインはどうなるのかとなります。

    ヤマトクルーだと言うこともあり命を狙われてるのでクーデターには加担しないと思うのが普通です。

    星名の場合は妻百合亜がユリ―シャに憑依されたことがある関係から百合亜がイスカンダル信者に捕まったらユリ―シャ復活の儀式だとか言って生贄にされると案じてやはりヤマトクルーとして戦う道を選ぶでしょう。

    最低でも百合亜をこの手で守りたいと思ってヤマトに転属してもらうか自分自身がヒュウガに転属するかぐらいはするかもしれません。

    何だったら襲撃をかけてくるイスカンダル信者に対してヤマトクルーの中で一番激しく返り討ちにするのは星名になるのではないかと思います、下手すると古代や雪さんそして真田さんにやり過ぎと言われるぐらいに・・・

    永倉姐さんについては空間騎兵隊員として暴徒鎮圧に駆り出されたことがあるでしょうが斎藤の死が無駄になるような気がしてクーデターには参加しないでしょう。

    キャロラインは母親がアメリカ人ですので思う所はあるでしょう、時節考えることもあるでしょうがもう当事者であると吹っ切れると同時に仲間である土門やみやこ達を見殺しに出来ないでしょう。

    ヤマトクルーの場合はこんな感じになるでしょう、極東管区の場合もイスカンダル信者を除けばそんなにクーデター側に付く軍人や警察はいないと思います。

    何故なら、極東管区の場合は宗教テロの恐ろしさとほぼ無縁です。

    宗教テロはオウム真理教の時点で終わっています、しかも各国の対テロ戦争とは比べ物にならない程小規模にで
    す。

    しかも圧倒的に大規模な宗教との戦いも500年以上前の戦国時代における織田信長と一向宗との戦いが最後です。

    その後は信長と共に一向宗と戦った経験のある徳川家康が開いた江戸幕府においてキリシタン弾圧や請け制度による宗教統制に力を入れたので宗教を原因とした紛争の類は起きなくなりました。

    故に宗教の恐ろしさをほぼ忘れていると言っていいでしょう。

    ここまでいろいろ書きましたが、もしかするとデザリアムはこのクーデターの好きを狙って地球を占領する可能性はあるかもしれません。

    前に書いた「REBEL」の意味にはもしかすると宗教テロを沈めるためにヤマトとヤマトクルーを生贄に奉げるため、そして2202で極東管区に敗れた管区閥の復讐のための反乱の意味も含まれるのかもしれません。

    • yamasiro2202 より:

      ヴェネター級ヒューベリオン様、こんにちは!
      非常に熱意とボリュームのある考察、ありがとうございました。
      今回いただいた内容にのうち、「REVEL3199」で「宗教」が大きくかかわってくるという点につきましては激しく同感です。
      個人的には真の敵は「シャルバート教」だと思っていますが、そうでなくてもこの存在が物語を左右する設定になってくると思います。
      ちなみに私はイスカンダル関連での宗教テロはないと思います。
      というのも、スターシャ主導のイスカンダル主義は特に宗教色が強いものではなく、しかもいたって平和的な内容です。
      しかもその最後もある意味で「宇宙の平和を願っての自爆」ですから、失われたことに悲しみを抱くことはあっても、絶望してテロを起こすようなことにはつながらないと思います。
      ある意味で、自爆したことによりイスカンダルは「永遠の聖地」として美化され、人々の心の支えとして信仰が残り続けていく程度ではないかなと思ています。