第4章本PVの見所その②後編

そういえば、本日(2018年1月18日)、第四章の最速上映会が新宿ピカデリー で行われます。
3日間にわたって行ってきた「2202におけるタラン将軍考」の答えも(限定的ではありますが)今夜、明らかになるわけで、これで思いっきり外していたら非常に恥ずかしいですね(苦笑)

ちなみに私は地方在住ゆえ、答えを知るのは本上映の27日以降となります。
こういうときは東京に住まわれれているヤマトファンの方が非常にうらやましく思います。

まあ断片的にもれてくるであろう情報を期待しながらそろそろ本題に入ることにいたします。

今回は前回の記事の続きとなりますが、もし私の予想通りタラン将軍が本国と袂を分かち、再びデスラー総統に仕えることになるとしたらその動機は何でしょうか?

前々回の記事でも触れましたが、2199のタラン将軍はデスラー総統に敵対することはあっても、再び部下になるような理由は一見どこにもないように思えます。
デスラー総統とタラン将軍を再び結びつけるもの、私はこれこそタラン将軍の実兄であり、元ガミラス帝国の軍需国防相ヴェルテ・タラン(以後、タラン兄)の存在ではないかと睨んでおります。

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タラン兄は2199のキャラの中で、最も気の毒な人物の一人です。
悲惨なのは、彼自身はきわめて善良的な人物で、しかも劇中においては何一つ悪いことはしていないのに、単にその場に居合わせたというだけで、とことんデスラー総統の暴走に振り回される羽目になり、最後はヤマトの砲撃でデスラー総統と運命をともにすることになりました。

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「星界の紋章」という小説の主人公が「世の中には運以外は何も悪くなかったのに悲惨な目にあった人物はいないわけではない」という趣旨の発言をしていましたが、このタラン兄はまさにその台詞を体現した人物といえるでしょう。

さてこのタラン兄ですが、デスラー総統ともどもちゃっかりと生き残っていたのではないかと思われます。
その根拠はデスラー総統の座乗艦である「ノイ・デウスーラ」です。
この艦には3つ、タラン兄が関わっていると思われる要素があります。

第1に「瞬間物質移送機」です。
この技術自体は「星巡る方舟」の段階でガトランティスは入手していますが、ノイ・デウスーラに搭載されている移送機はドメラーズⅢに搭載された七色星団戦直前に開発されたばかりの最新タイプのものです。
「星巡る方舟」においてガトランティスが入手していたものは開発初期段階の技術であるという設定であり、事実、メガルーザ級に搭載されている「瞬間物質移送機」は極めて大きなものでした。
今回、ノイ・デウスーラに小型化されたタイプが搭載されたということは、明らかにその後の小型化に成功した技術を知っている人物の存在をうかがわせます。

第二にノイ・デウスーラの外観そのものです。
2199第25話を見る限り、デウスーラ2世は爆発直前に艦橋部だけ切り離されているように見えます。
恐らくデウスーラ2世の艦橋はゼルグード級の艦橋のような独立指揮艦であり、これによりデスラー総統は九死に一生を得、ガトランティスに回収されることになったのだと思われます。
さてここで重要なのは、デウスーラ2世は艦橋部しか残っていないにも関わらず、ノイ・デウスーラはデウスーラ2世のデザインに共通するものを持っているということです。
このことが示す事実は一つしかありません。
これらの二つの艦は同一人物によって設計されたということです。
しかも、デウスーラ2世は総統の座乗艦ということで極秘裏に第二バレラスで設計・建造されていたため、第二バレラスの崩壊とともに資料や設計・建造に携わったスタッフはほぼ失われいるはずです。
デウスーラ2世の設計に精通しており、かつ第二バレラスの崩壊後も生き延びていた人物・・・
そんな人物は一人しかいません。

第3にして最も決定的なのは「デスラー砲」の存在です。
この技術は総統の勅命によりタラン兄直属のプロジェクトとして開発されており、しかも完成したのはバレラス戦の直前です。
デウスーラ2世に搭載されていたデスラー砲は誘爆により完全に失われている以上、ノイ・デウスーラに搭載されているものは新たに建造したものということになりますが、これは完全にタラン兄の生存を示す事実です。

完全な推測ですが、恐らくタラン兄は爆風で気を失っていただけで生存しており(個人的には女衛士隊-一部のファンからは「オマチーズ」と呼ばれる-も生存していて欲しいですが)、総統とともにガトランティスに身を寄せているのでしょう。
そして少しでも総統の境遇が良くなるように、科学奴隷としてガトランティスの技術力向上に協力する(その成果の一つが第4章に登場する反射衛星砲だと思われます)一方で、将来の独立を考えて本国にいる弟のタラン将軍に密かに連絡を取っているのではないか。
タラン将軍としては尊敬する兄の協力要請を拒むことは出来ず、やむを得ず直属の艦隊を率いてデスラー総統に合流する決断を下した・・・

この流れならば、ディッツ派の重鎮であったタラン将軍の離反もあるとおもいます。

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そして、PVのこのシーンでタラン将軍が厳しい表情を浮かべているのも(元からこのような顔なのかもしれませんが)、このような事情が背景にあると考えると説明がつくのではないでしょうか?

以上、これまでの情報から予想するタラン将軍合流の流れでした。
はてさて、どこまで当たっているか・・・(苦笑)