皆様今晩は。
先週から行っております2199検証、今回はイスカンダルが使者を2回に分けた理由について検証してみたいとおもいます。
実は「メ号作戦は何故行われたのか」のコメントで、「ユリーシャが発動コアも持って来れば済んだ話。」という指摘をいただきました。
確かに結果からみれば、最初にユリーシャが必要なものをすべて持っていけば、サーシャも死亡せず、第1艦隊も失われずに済みました。
なぜ、イスカンダル(といよりもスターシャ)はわざわざ二度手間になるような事をしたのでしょうか?
例外尽くめの地球救済
24話におけるスターシャの台詞からそもそも波動コアの提供自体、かなり例外の事だったようです。
そのため地球救済には妹2人を派遣するという例外措置をとらざるを得なかったのではいかと思われます。
しかしここで疑問なのは、何故ここまで地球に対して例外措置をイスカンダルはとったのでしょうか?
恐らくこの理由は地球の滅びが自滅ではなく、ガミラスによって引き起こされたものだからであると思われます。
2199においてイスカンダルは名目上とはいえガミラスの上に君臨している存在です。
臣下の暴走によって迷惑をかけているわけですので、イスカンダルとしては例外に例外を重ねてでも地球の救済に責任を持たねばならなかったということではいでしょうか。
イスカンダルの保険
この事情を踏まえた上でイスカンダルの立場に立てばわざわざ二度手間にした理由も分からないわけではありません。
恐らくイスカンダルは地球について「ガミラスの攻撃を受けて滅びに瀕している」ということ以外、ほとんど何も知らなかったのではいかと思います。
また救済の為には大量破壊兵器(=波動砲)の転用の可能な波動コアの提供が必要不可欠であった事情もあり、地球への救済は必要であっても慎重になる必要があったのではないでしょうか。
そのため、保険の意味でまずはユリーシャに最低限の情報を持たせて地球に派遣し、彼らが信頼できる人々であるかを見極めたうえで、波動コアを提供するかどうかを判断する事にしたのではないでしょうか。
実際、スターシャやユリーシャの言動を見る限り、イスカンダルは「あまねく知的生命体の救済」というものを国是にしているものの、その知的生命体が救ってもよい存在かどうかの判断も重視している事が分かります。
そしてこれは極めて正しい事です。
例えばガトランティスのような「他の知的生命体皆殺し」というような連中を救ってしまっては、その後非常に不味い事になりますので、救済するにしても相手がどのような者たちであるかを見極める事は彼女たちにとって最も重要な事だったのでしょう。
サーシャ派遣の理由
おそらくイスカンダルとしてはユリーシャに1年間、地球人を観察させ、救うべきと判断したのならば、サーシャが持ってきた波動コアを提供し、逆に救うべき存在ではないと判断したのならサーシャがユリーシャを連れ帰る手はずだったのではいでしょうか?
なおこの場合でもユリーシャが波動コアを隠し持っていれば良いという指摘も出てくるかもしれませんが、地球人が本当にやばい連中だった場合、ユリーシャを殺し波動コアを奪う可能性を考慮して持たせなかったのではないかと思われます。
とはいえ、ユリーシャは意識不明により任務遂行不可能、あとから派遣したサーシャは事故死という状況は流石にスターシャも予想できなかったと思われます。
コメント
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ユリーシャが意識不明のまま
サーシャの宇宙船死亡事故を
スターシャが知れば
残された、たった二人のイスカンダル人
そして愛する妹が、本当にやばい野蛮族の犠牲になったと思い最悪の結末、ブラックバットエンドを迎えます
ぺんぺん草は旧作DVDの様に、スターシャ生存編と死亡編の選択可能ならば、間違い無く迷い無く
サーシャ生存編をイスカンダル三姉妹の幸福を確定選択します
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これはこれで納得ですが…( ´~`)
余計にサーシャを無駄死にさせて欲しくなかっな。
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地球人が信頼しうる人種かどうかの判断をどうやってスターシャに報告したのだろう?
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山城2199さん。二度手間の考察、ありがとうございます♪
私の一番の疑問は、単なる二度手間ではなく、
人口の2/3を使ってまで行った理由です。
(しかも、シェヘラザードは、ビーメラでも
朽ち果ててたし、実は生還率が低い…かも)
●12話 デスラーのセリフ
私はてっきり、君が彼らを哀れんで、また悪い癖を出してしまったのかと思ってね。
→ デスラードクトリンで他の星々を武力で併合していくアベルトに、抗議、抗議…しかできなかったと思われるスターシャ。
地球にだけは具体的な助け船を出したのには深い理由があるはず。
実験場だったからか、移住のために、滅亡させようとしていたからなのか…
●あまねく星々、その知的生命体の救済について
スターシャのメッセージカプセルの
地球の人びとに希望を、それをやりとげる勇気を、そして試練を与え…
→隣が敵の本拠地なのに、波動エンジンと、波動防壁だけで、単艦でCRS を取りに来させることが、希望や勇気、試練と言えますかね。
シェヘラザード2隻が先導すれば安全?
でも、それならメ号作戦は不要で、堂々と助けに行けば良いわけで…
うーん、わからない(笑)
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ぺんぺん草さま
> ぺんぺん草は旧作DVDの様に、スターシャ生存編と死亡編の選択可能ならば、間違い無く迷い無く
> サーシャ生存編をイスカンダル三姉妹の幸福を確定選択します
以前から気になっていたのですがサーシャって本当に死んでいたのですかね?
ユリーシャがヤマト艦内を精神体で徘徊していたように、イスカンダル人にとって肉体は単なる入れ物に過ぎなかったという可能性もあります。
実は1話のサーシャは着陸の衝撃で精神が肉体を離れただけであり、精神体として火星に住み着いているという見方も…(移管、これだとホラーだ。爆)
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亜様、コメントをありがとうございます。
> これはこれで納得ですが…( ´~`)
> 余計にサーシャを無駄死にさせて欲しくなかっな。
まあサーシャの死亡は既定路線ですから、変えるわけにもいかなかったというのが大人の事情だったのでしょう。
2199の設定が万人に受け入れらるものであるとは思いませんが、私自身は制約がある中で製作陣はよくやったと思っております。
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コメントありがとうございます
> 地球人が信頼しうる人種かどうかの判断をどうやってスターシャに報告したのだろう?
あるいはその判断こそ名代としてのサーシャの役割だったのかもしれませんね。
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鮫乗り様、コメントをありがとうございます。
ご指摘の点はすべてごもっとも。
これについてはまた時間をおいて整理し、まとめてみたいと思っています。
ただ妹二人を派遣した理由につきましてはほかに人がいなかったという単純な理由だった可能性もありますね(苦笑)
逆に言えば元々人口が少ないのに、そんなことをやっているから2199の時点で滅亡寸前になっていたのではいかと思われます。
これってわざと二度手間したというより、二度手間になってしまったのではないでしょうか。
波動コアならシェヘラザードの物を使えば良い訳ですし、実際(映ってないだけかもしれませんが)ビーメラでは一隻しか来ていないにもかかわらず波動コアが神殿内に祀られています。
イスカンダル船の故障率を考えれば、到着時に何らかのトラブルで船ごと波動コアが使い物にならなくなる→再度届けてもらえるようユリーシャが連絡→(見つかったら七色星団時の様に保護という形で連れ戻される可能性が高いので)ガミラスに見つからないようこそっとサーシャが持ってこなければならならなくなった。という事態になっていても不思議ではありません。