皆様、今晩は!
気づくとあっという間に12月
2024年も残すは1ヵ月となりました。
今年は転職の関係でいろいろとブログの更新が滞ってしまいましたが、来年はもっと積極的に更新してゆきたいですね。
さて、先週金曜日に「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃」の2週目の公開がスタート!
正直、情報量があまりに多かった事とあまりに衝撃的なシナリオにいろいろ困惑することになってしまった今章ですが、ようやく自分の中で整理できたので、第1章と第2章で判明した情報を元に気になった部分を考察し、今後の展開を予想してゆきたいと思います。
今回のテーマはズバリ、デザリアムの正体とその目的についてです。
デザリアムの正体については過去、何度も考察してきましたが、今章でその正体について明確な情報が出てきましたので、その情報を元に改めて仮説を立ててみたいと思います。
あくまで私の勝手な妄想(この際、断言します)にすぎませんが、このような可能性もあると思っていただければ幸いです。
また、第2章のネタバレが満載ですので、ネタバレが嫌な方は回避をお願いします。
デザリアムの正体とは?
第2章で聖総統スカルダートの口によって、デザリアムの正体が「並行世界からやってきた1000年後の地球人」であることが明かされました。
また総監督である福井さんは2週目を記念して行われた舞台挨拶において「章が進むにつれデザリアムが地球人であることを疑う余地は減っていく」という旨の爆弾発言をしたとのことであり、一見すれば第2章で判明した「並行世界からやってきた1000年後の地球人」というのをそのまま受け取っていいと解釈できます。
ただ個人的にはむしろ第2章のスカルダートの説明と福井総監督の発言で、「1000年後の地球人」というのは真実ではないと確信しました。
正確に言えば、スカルダートが語った1000年の歴史はすべてがすべてデタラメというわけではなく、その大半は真実なのでしょう。
ただ彼はある重要なことを話しておらず、結果として3199世界の地球人(と視聴者)に認識の誤認が発生したのではないか思います。
ではその誤認とは何か?
結論から言ってしまえば、デザリアム人、並行世界の地球人の末裔ではなく、並行世界で地球を乗っ取ったウラリア人(仮称)の末裔ではないかと私は考えます。
このように考える理由としては2つ、
1つは第1章冒頭でグランドリバースを目撃したボラー連邦のボローズが、「銀河の中心部にあってすべての凍てつかせる魔女の吐息、ウラリアの輝きか・・・」というセリフを発していることから、デザリアムが天の川銀河辺境の地球由来と考えるのはあまりに矛盾しています。
もう1つはデザリアムが抱くイスカンダルへの激しい憎悪です。
スカルダートが語った1000年の歴史において、波動砲の多用が彼らの住む宇宙を滅亡に追いやっているとのことなので、波動エネルギーに対し激しい拒否感を抱いているとしても、それは納得できます。
ただスカルダートの言葉を信じるならば、宇宙滅亡の原因はあくまでも、イスカンダルの警告を無視して波動砲を多用した地球にあり、恨むとしたらイスカンダルの警告を無視した自分たちの先祖の愚かさでしょう。
少なくともガミラスの攻撃で1度滅亡しかかった地球に救いの手を差し伸べ、さらには波動砲の多用に警告までしてくれているイスカンダルを「悪魔」呼ばわりするのは流石に恩知らずすぎます。
つまり、スカルダートの話す歴史からはイスカンダルに憎悪を抱く要因は無いにもかかわらず、デザリアム人達があそこまで激しい憎悪をイスカンダルに抱いているのは、彼らが地球人の子孫ではなく、イスカンダルに恨みを持つ別の存在、ウラリア人の子孫だからと考えられます。
ウラリア人はどのようにして地球を乗っ取ったか?
ここからは根拠のない私の勝手な推測になりますが、おそらくウラリア人は古代イスカンダルによって母星が「保管」された結果、イスカンダルの勢力圏から遠く離れた天の川銀河まで逃れてきた一部の生き残りの子孫ではないでしょうか。
彼らは母星を亡ぼしたイスカンダルに激しい憎悪を抱く一方で、その存在にトラウマと言うべき恐怖感を抱いており、イスカンダルが健在なうちは天の川銀河中心部にあるどこかの惑星(居住可能ではあるが劣悪で利用価値の乏しい惑星)に隠れ住むようにして生き残っていたのだと思います。
ここまでならある意味、2199に登場したジレル人と同じですが、一方で彼らはこの歴史から「この世界は弱肉強食」という理論にたどり着き、いつの日にか自分たちの新たな母星にふさわしい豊かな惑星を手に入れる事とイスカンダルに対する復讐を考え、準備を進めていたのではないでしょうか。
そして彼らが表舞台に立ったのは、ガルマン・ガミラスとボラーとの戦争が勃発した第一次星間戦争。
恐らくこの世界線でもガルマン・ガミラス帝国が誕生しており、全ガミラス人が移住を完了した時点で、スターシャはイスカンダルを自爆させたのではないかと思います。
というのも、この移住によりガミラスという守り手を失った以上、イスカンダルは自らが保管する波動文明の超技術を狙う者たちから自身を守る術がないため、波動文明の超技術を奪われて再び宇宙に災いをもたらす前に自ら消えるというのはスターシャの性格上十分にあり得ます(2205で古代が一度スターシャの救出を諦めたのも、イスカンダルを放置できない以上、何をどうやっても迎える結末は変わらない事を理解したからではないか)。
ただその結果、天敵が消えたことにより、これまで隠れ住んでいたウラリア人がついに行動を開始、その最初の目標となったのが地球だったのではないかと思われます。
何故この世界線でウラリア人達が地球を狙ったかについては、
①ガルマン・ガミラスやボラーのような強大な星間国家ではない(数が少ないウラリア人達でも対抗できる)
②イスカンダルから技術供与を受けた星なので、天敵にならないうちに早めにつぶそうと考えた
③天の川銀河への注目がガルマン・ガミラスとボラーの星間戦争に集まっている以上、天の川銀河辺境部で活動しても変な邪魔は入らない
といった理由が考えられます。
この世界の地球はおそらく時間断層が健在で3199世界よりも充実した波動砲艦隊を保有していたと思われますが、波動砲の直撃にも耐える位相変換装甲の開発に成功したウラリア艦隊はまさに相性が最悪の相手であり、2205で交戦して対デザリアム戦のノウハウを得るような機会を得る事も得られなかったことから短期間のうちに占領することに占領したのではないか。
そして地球を占領したウラリア人達は元の地球人を完全に亡ぼし、その時点から、自分達を「地球人」と名乗ることにしたのだと思います。
これ以降の歴史は聖総統スカルダートが語った通りです。
彼らは手に入れた時間断層と波動砲艦隊を武器に「地球人」として星間戦争に介入してゆき、結果として彼らはデザリアムになり、そして宇宙の滅亡を招くことになったのではないでしょうか。
ちなみに、2205のラストでゴルバに取り込まれたアンドロメダ級の残骸が確認されていますが、あれは純粋に地球の占領を企んだウラリア艦隊と地球艦隊が交戦した痕跡と解釈して良いと思います。
デザリアムの目的とは?
恐らく2205と3199ではデザリアムの目的は変わっているのだと思います。
2205の時点では彼らの最終目的はイスカンダルに保管されている記憶を使っての母星「ウラリア」の復活(&自分たちの天敵にならないよう波動技術の管理)。
3199ではCRSを使って自分たちの次元の破滅を食い止めるためと語っていましたが、それについては嘘だと思います。
CRSが全能ではない事は2202や2205でも語られており、おそらくはCRSを用いても宇宙の崩壊を防ぐことは不可能であると思われます(そもそもCRSの原理を考えれば「宇宙の記憶」を用意しなければならないが、そのようなものを用意できるはずがない)。
多分、デザリアムにっては自分たちの本来の世界線の宇宙を捨てリメイク世界の世界線に逃げ込むことは既定路線であったと思います。
ただ彼らは移動先の宇宙にはまだイスカンダルが存在していることを知り、自分たちの母星を蘇らせる千載一遇の機会に喜んだのではないでしょうか。
それゆえに、マザー・デザリアムをして「1000年の夢」と言わしめ、3199の時のような交渉の余地が無いほど強引にイスカンダルの確保を押し進めたのだと思います。
ちなみにガミラスからの妨害を覚悟のうえで、移住計画の発動中にいづカンダルを狙ったのは、ガミラス星の移住が完了してしまうと、イスカンダルが失われる(恐らくデザリアムも原因までは知らなかった)ことを自分たちの歴史から知っていたからであると思われます。
しかしその計画は、彼らの歴史では存在しないヤマト艦隊の介入というアクシデントで破綻、自分たちの母星を蘇らせる機会は永遠に失われました。
一方、3199の目的は何かと言うと、自分たちの歴史では第2の母星となった「地球」の再占領と、地球人の肉体を使って再び生身の肉体に戻ることであると思われます。
彼らの意識は完全にデータ化されており、そのデータを移動させることで義体を変更することができることは第2章でのアルフォンが証明しました。
そのデータの移動を可能にしているものがコアメダルであり、それを突き詰めるならば、地球人にコアメダルをつけさせればその肉体にも移動が可能という事になります。
つまり、彼らの計画ではすべての地球人達にコアメダルを装着させたうえでグランドリバース内の重核子爆弾を起動、生存機能だけ残った地球人達の肉体に自分たちの意識を移動させ、生身の体を手に入れる。
そんな感じではないでしょうか。
このように考えるならば
・地球占領はなるべく人死にが出ないように気を付ける
・生身の体を捨てても疑似家族を維持している
というのも納得です。
死亡者が増えれば移動先の肉体が減ってしまうわけであり、それはデザリアム人にとって困るでしょう。
また肉体を取り戻した後での繁栄を考えるならば、最低限の家族のシステムを維持していなければその後が続きません。
それ故、3199のデザリアムは2205の時点では考えられないほど紳士的に地球人に接しており、地球人と同じ家族を営んでいるのではないでしょうか。
考えてみれば、オリジナル版の「永遠に」でも、暗黒星団帝国の目的は地球人の体を使って生身の体を取り戻すことでした。
3199がこの「永遠に」のリメイクである以上、この設定を完全になくすとは思えません。
3199では地球人の意識の初期化、データの移動による肉体の乗っ取りという形でこのオリジナルの設定は復活するのかもしれません。
ちなみにお第2章でヤマトに潜入したアルフォンが古代を殺さなかったことについて、もしかしたら今後、アルフォンは古代の肉体を手に入れる事によって雪の愛を得る事を考えたのかもしれません。
実際、雪からの憎悪を向けられることに心地よさを感じているように、アルフォンは明らかに雪を自分のものにしたがっています(自覚があるかは分かりませんが)
彼はその実現する手段として古代の体を狙う(文字通りの意味です)ようになるのではないか。
何故なら、古代を深く愛する雪ならば、古代の肉体を得た自分も愛するはずだ、と。
むろん、雪からすれば「ふざけんな!」という話ではありますが・・・
ある意味で3199の雪とアルフォンは遠くにいながら心がいつも一緒である古代の対比として、近くにいながら永遠に相容れない存在として描かれることになるのかもしれませんね。
コメント
2章迄だと、まだまだ空想の余地があって楽しいです。妄想こそが活力の源ですね。
多分落としどころは旧作準拠だと思いますが、そうなると、山南さんとサーシャが、、、それにしてもデザリアム胡散臭過ぎです。
ヤマトⅢネタを拾うと、これからシャルバート星(そういえば、通常なら見つけられない不思議な空間にあった気が)とか、ルダさまの帰還が描かれると予想。
で、妄想してて思ったのは、福井氏なら完結篇のディンギルを、すごく魅力的に描けるかもしれないな。