皆様今晩は。
今回は、昨日に引き続き最近よく遊びにいっております鮫乗り様の「鮫乗りのBlog」に掲載されている「2202第15話「ガミラスの寿命と遊星爆弾による環境の改造の謎」という記事を読んでふと思いついたことについてまとめてみたいと思います。
今回はコスモリバースシステム(以下、「CRS」)の限界についてです。
・・・なんかこれについては以前の記事でも書いていたような気もしますが(気のせいかな?)、まあ、いいや。(笑)
CRSでガミラスは救えたか?
迫り来るガミラスの滅亡に対し、アベルト・デスラー総統は拡大政策を初めとする様々な種類の複数のプランによってなんとか打開しようとしていたということはこれまでの検証できた通りです。
一方、アベルト・デスラー総統が実権を握る前、まだ叔父であるエーリク・デスラーを盟主とする「血の盟約」を結んだ貴族たちが実権を握っていたころ、滅亡を回避する一番の有力な方法として考えられていたのはイスカンダルが有するCRSの利用でした。
これはイスカンダルを脅す武器としてガミラスタワーの建造がデスラー総統台頭前からから始まっていたこと、そしてその秘密を彼がそう就任後に始めて知らされたことからも明らかです。
なお余談ながら貴族達はCRSの利用を巡ってイスカンダルが優位に立つことを危惧する発言をしていました。
彼らにとってはイスカンダルは利用すべき権威であっても、実際に政治的実権をもたれては困るということなのでしょう。
この一点でもイスカンダルと当時のガミラス首脳部との複雑な関係を伺わせます。(いずれこれについては改めて検証してみたいです)
しかし果たしてCRSでガミラスを救うことは出来たのでしょうか?
結論から言ってしまえば「出来なかった」と思われます。
何故ならそもそもCRSでガミラスを救うことが出来るならばイスカンダルは同胞であるガミラスの危機に対して手を差し伸べない理由はありません。
それが無かったということはこの件に関してイスカンダルも無力であったと判断すべきです。
結果論ではありますが、いかにしてイスカンダルからCRSを入手するか知恵を絞っていたエーリク達はひたすら貴重な時間を浪費していただけであったと思われます。
CRSの限界とは?
では何故、CRSではガミラスを救うことは不可能であるのか。
その理由は以下の3通りが考えられます。
【仮説1】CRSでは銀河、あるいは太陽の再生までは出来ない説
今回の滅亡が単に「ガミラス星」だけの問題であるならばCRSで再生が可能だったのかもしれませんが、2199でイスカンダルも滅亡の手前であったことを考えると、これは単に惑星の寿命というよりも、ガミラスやイスカンダルを含むサレザー恒星系そのものが限界に達しているように思われます。
あるいは2202で太陽の問題が語られていることから、サウザー星系の太陽の寿命が尽きようとしているのかもしれません。
いずれにしてもこの場合、一つの星を再生させれば済む話ではなく、サレザー恒星系全体を再生させるか、あるいは太陽を再生させるかのどちらかしかガミラスの滅亡を避ける方法がないのではないかと思われます。
そして流石のCRSでもそこまではできないのでしょう。
まあこれは考えてみれば当然ですね。
CRSの原動力は人々の記憶ですが、恒星系や太陽の再生をかなえる記憶を持ち合わせている人などいないでしょう。
強いて言うならば、テレサならば可能かもしれませんが、現実問題、どう考えても無理です。
【仮説2】CRSは寿命はどうしようもない説
CRSが惑星を再生できる条件として、その惑星に十分な生命力が残っている場合に限るという条件があるのではないでしょうか?
地球がCRSで再生できたのは地球そのものの生命力は十分残っているにもかかわらず、外部的な理由(遊星爆弾)によって滅びようとしていたからであり、ガミラスのような惑星の寿命そのものは尽きかけている場合はCRSをもってしてもどうしようもないということなのでしょう。
簡単に言えば、CRSは死にかけている原因が怪我や病気によるものならば、どんなに酷くても健康体に戻すことは出来るが、原因が寿命であるならばどうしようもないということです。
デスラー総統も「CRSは万能ではない」といっていますし、これくらいの限界は十分にありそうです。
【仮説3】一度使っているから2度と使えない説
実はイスカンダルやガミラスには過去一度CRSが使用されており、再度CRSによって再生することはもはや出来な買ったという可能性も考えられます。
これはCRSの存在している理由を考えた場合、決しておかしな説であはありません。
何故なら、CRSのようなものが開発される以上、それが必要とされていた理由は当然あります。
そして一番ありばんのうではないえるのがイスカンダルとガミラスを再生させるためという理由です。
あくまで勝手な推測ですが、恐らくイスカンダルが軍事国家であったころ、多用した波動砲の影響でイスカンダルとガミラスの環境は滅茶苦茶になってしまったのではないでしょうか?
そしてそれを回復されるためにCRSは開発され、実際に使用されたものであると考えられます。
エーリク達がCRSでガミラスを救うことができると考えていたのはこのときの記録が残っていたからではないでしょうか?
しかし現実には、「奇跡は2度は起こらない」の言葉通り1度CRSで再生させた惑星は2度とCRSで再生させることできなかったのではないかと思われます。
デスラー総統はCRSについてどこまで知っていたか?
いずれの説に立つにせよエーリク達がCRSについてほとんど理解していなかったことはほぼ間違いありません。
一方、デスラー総統はCRSについてどの程度理解していたのでしょうか?
恐らくですが、イスカンダルと積極的に交流していたこともあって「万能ではない」という程度は知っていたものの、やはりそれほど深い知識は持ち合わせてはいないと思われます。
ただデスラー総統の場合は、最初からイスカンダル(=スターシャ)を脅迫してCRSを手に入れるつもりは無かったため、関心が薄かったという事情もあったのでしょう。
これも結果論ですが、デスラー総統が叔父達とちがってCRSに関心が薄かったことが、無駄なことで時間を浪費せず、ガミラスに別の未来を切り開いたことは間違いないと思われます。
ちなみにCRSの限界について、何故、イスカンダルがガミラスに詳しく話していないのか。
これは単純に「聞かれなかったから」というのが真実でしょう(苦笑)
コメント
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最初のドラゴンボールも
神様より強い者は倒し害せない
寿命で死んだ者は生き返らない
一度生返った者は生き返らない
と、チートな便利アイテム故に、使用制限がありました
あと、精神と時の部屋( 漫画家・小説家の夢のアイテム )って、時間断層のご先祖様かなぁ?
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山城2199さん、おはようございます。
やはりこちらの記事からリンクしていただくと、アクセス数の伸びが違います。ありがとうございました。
CRSや時間断層は、我々にはオーバーテクノロジーで常識の世界から逸脱した反則技に見えますが、古代アケーリアス文明レベルの「テクノロジーに従い動作する装置」である以上、当然限界はあるでしょう。
■CRSでガミラスは救えたか?
「あまねく星々、その知的生命体の救済」を使命とするイスカンダルが使おうとしなかったことがその答えですよね。
■仮説1-3
どれか1つではなく、どれもイエスだと感じています。
●意見具申
2199:恒星サレザーを公転する第4惑星
旧作:恒星サンザーを公転する第8惑星
サウザーはこれだと(笑)
→ https://ddnavi.com/wp-content/uploads/2016/10/sauzaimg01.jpg
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ぺんぺん草様、コメントをありがとうございます。
言われてみれば確かにDBにそっくりですね!
今回頂いたコメントで始めて気がつきました(笑)
まあチートな道具には似たような弱点ができるものということで一つ(爆)
ちなみに精神と時の部屋は、人間がきちんと活動できる分、時間断層よりも優れていますよね
時間断層も最後のほうは結構抜け道が出来ていたようですけど・・・
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鮫乗り様、今晩は!
コメントをありがとうございます!
> やはりこちらの記事からリンクしていただくと、アクセス数の伸びが違います。ありがとうございました。
いえいえ、こちらこそ取り上げていただいてありがとうございました!!
> ■CRSでガミラスは救えたか?
> 「あまねく星々、その知的生命体の救済」を使命とするイスカンダルが使おうとしなかったことがその答えですよね。
ですよね~(笑)
ではなぜエーリク達は気がつかなかったのか、そのあたりの事情は近いうちに考察してみたいですね。
> ■仮説1-3
> どれか1つではなく、どれもイエスだと感じています。
全部ですか。
確かに各設定は矛盾はしていないので全部であっても不思議はありませんね。
> ●意見具申
素で間違えました・・・(汗)
あかん、イスカンダルに聖帝十字陵が作られてそう・・・
いや、書いているときになんか違和感はあったんですよね(笑)