同型艦?

先日の話です。
連日の豪雨で外出が出来ず、買い溜めていたメカコレを制作しようと積み上げていた箱に手を伸ばした時に、「これ、おかしくね?」と気づいてしまいました。

ここでクイズです。
下の画像はその時の視点を撮影したものなのですが、私はこの時、何を見ておかしいと思ったでしょうか?

DSCF1255.jpg

ヒント:この記事のタイトル
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答え
私が見ておかしいと思ったのはこのアポロノームの記述です。

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言うまでもないことですが、「アンドロメダ級三番艦」という記述は「アンドロメダ級戦艦」の三番目の同型艦という意味です。
しかし同型艦の定義は一般的には次のようになっています。

「同じ図面によって作られた艦。ふつうは基本性能も同じである。」

勿論、建造した年度や工廠・造船会社の違いによって微妙な違いが出ててきますが、基本的には同じ形をした艦と考えれば間違いありません。
この定義に従えば、航空戦艦として建造されているアポロノームは明らかにアンドロメダと同型艦であるとはいえません。
確かにアポロノームはアンドロメダの船体を使用して設計・建造されていますが、これは例えば、大和型三番艦の船体を流用して空母信濃を建造したようなものであり、信濃が「大和型戦艦」の同型艦としては分類されていない以上(大和型戦艦はあくまで大和と武蔵の2隻)、アポロノームがアンドロメダの同型艦として扱われるのはやはり無理があります。

あえて言うならば、「アポロノーム型航空戦艦一番艦アポロノーム」というのが正しい呼称になるはずです。(空母旗アンドロメダというのはあくまで俗称ということになります)

そしてこれを踏まえるならば2202第5話までの波動砲艦隊の陣容は

アンドロメダ級戦艦5隻
ドレッドノート型戦艦15隻

ではなく、

アンドロメダ戦艦3隻
アポロノーム型航空戦艦2隻
ドレッドノート型戦艦15隻

というのが正しいと思われます。

2202は2199と比べてミリタリー色が薄くなっていますが、このような設定はもう少し詳細にやって欲しいと思うのはやはり贅沢というものでしょうか?(笑)