【古代進誕生日記念SS】七夕夜想


「そういえば雪は短冊に何を書いたんだ?」
「ふふふ・・・ひ・み・つ・・・」
「ひどいなあ。教えてくれてもいいのに。」
「ふふふ、そういう古代君は何を書いたの?」
「・・・『来年も雪と一緒にこの祭りに行けますように』・・・変かな?」
「・・・うんうん、全然変じゃないよ・・・でも私は来年だけじゃなくて・・・・」
「・・?、どうしたんだ、雪?」
「何でもないわ・・・それより久しぶりに二人っきりの時間がとれたんだから今日は思いっきり楽しみましょう。じゃないとせっかくサーシャのお世話を引き受けてくれた真田さんに悪いわ。」
「そうだな・・・あっ、真田さんへのお礼のお土産は何がいいかな?あとサーシャのお土産も考えないと・・・」
「ふふふ、そうね・・・いろいろ回って一緒に決めましょう」

そう話しながら立ち去った古代と雪の背後で、奇麗な文字で「古代君とサーシャの3人で家族になれますように」と書かれた短冊が風に吹かれて揺れていた。
時に2206年7月、地球はまだ平和であった・・・

皆様今晩は!
本日7月7日はリメイク版古代進艦長の誕生日です。
というわけでいつもと趣向を変えて記念SSを書いてみました。

とはいえ、正直、我ながらあまりこっち方面の才能は無いですね(苦笑)
あれこれ設定や物語自体を考えるのは好きなのですが、作品として落とし込む才能は本当に無いようです(汗)

ただ本編では2202以降、悲惨な目に遭い続けている古代君にも少し安らぎの時間があってもいいのではないかと思って書きました。
稚拙な作品ではありますが、少しでも楽しんでいただけたのならば幸いです。