皆様今晩は。
昨日、注文していた「宇宙戦艦ヤマト2202全記録集・シナリオ篇」が届きました。
資料編があんまり新しい情報が無かったので、こちらもあまり期待はしていなかったのですが、結論から言えば、これは購入して読まないと損するレベルです!!
以前、羽原監督(もしかしたら福井氏だったかもしれませんが)が「見ていて分からないシーンはシナリオを読んでくれ」と言っていましたが、これは本当でした!!
本編を見ていたときに「これはどういうことだ?」と思ったシーンが、シナリオではきちんと補完されているシーンや台詞があり(というよりもかなり重要な台詞やシーンもカットされています)、尺の関係だったのかもしれませんが、何故、このシナリオをそのまま映像化しなかったのかと心底疑問に感じました。
デスラー派の黒幕がギムレーではなくヒス首相だったという点を修正したのは正しかったと思いますが(それでも爆死したはずのギムレーを呼んできたのはどうかと思いますが)、そのようなことを除けば、断然、こちらのシナリオのほうが出来が良いです。
また演出面の指定も素晴らしい・・・
例えば土星海戦ではバルゼー艦隊の目前に地球艦隊が次々ワープアウトしてくるシーンがありますが、
このように
第1艦隊(旗艦:アルデバラン)
第2艦隊(旗艦:アポロノーム)
第3艦隊(旗艦:アキレス)
と、テロップと共に艦隊が紹介されていくシーンがあったそうです(画像はイメージです)
・・・・もう一度いいます。
なんでこんな格好いいシーンを採用しなかったの?
ストーリーの自体は完成したものとそれほど違いは無いため好き嫌いは出てきたと思いますが、この初期シナリオどおりに製作していれば少なくとも矛盾点や演出の悪さなどの批判は最小限に抑えられたと思います。
何故こんな簡単なことができなかったのか、本当に残念です。
シナリオだけに登場する謎のキャラクター
なおこのシナリオを読んでいてい面白かったのは、シナリオの段階では存在したのに、アニメ化された際にその存在を消されてしまったキャラクターがいることです。
代表例としてはルーゲンス司令と有沢洵です。
ルーゲンス司令は小説版で復活したのでご存知の方も多いと思いますが、第一話冒頭の浮遊大陸戦でガミラス艦隊を率いている将軍です。彼の地球艦隊に対する発言や姿勢が、この戦いにおける地球・ガミラス連合艦隊の不協和音を呼んでいるという重要な役回りのキャラだっただけに、存在が消されたのが残念ですね。
有沢洵は空間騎兵の女性隊員で、実は本編に登場した永倉志織のシナリオにおける名前です。
永倉の名前と設定は「星巡る方舟」の頃からあったはずだったのですが、おそらく脚本を担当した福井さんがそのことを知らずに、新しい女性キャラとして設定してしまったのではないかと思われます。
先のヒスの件といい、実は福井さんは2199の細かい設定をあまり知らずに2202のシナリオを書いたのではないかとの疑いたくなりますね(苦笑)
コメント
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全記録集・シナリオ篇を読みましたが面白いですね。特にデスラーの過去やキーマンと玲の絡みとか、ただ、6章に関しては本編の方が好きですね