皆様今晩は。
今回の検証は「藤堂長官無能論その②」を書いている最中に、ふと「あれっ?」と気づいた事がどうしても気になったので、そちらについて先にまとめてみたいと思います(う~ん、本編の完成はいつになるかな、これ・・・)
前々回の記事で、「波動砲艦隊構想反対論の正当性」について書きましたが、そもそも地球は波動砲という兵器の危険性をどの程度認識しているのでしょうか?
2199において波動砲は惑星1つを破壊するだけの威力を持つだけではなく、場合によっては宇宙そのものを切り裂いて破滅をもたらしてしまう可能性があることがユリーシャの口から語られています。
実際、波動砲は次元断層に亀裂をもたらす事ができたことから次元そのものに影響を与えている事は明らかであり、宇宙そのものを崩壊させてしまう危険性はあながち嘘ではないと思われます(思うに、イスカンダルが波動砲を濫用していた時代に破滅一歩手前までいってしまった前例があるのかもしれません)。
地球があれほどの数の波動砲搭載艦をそろえて波動砲を撃ちまくるということは、いわば火薬庫の隣で火遊びをするようなものであり、ある意味宇宙全体を巻き込んだ自殺行為です。
普通に考えて、こんな事は恐ろしくてとても出来ません。
しかしながら2202において地球は平然と波動砲艦隊構想を推進しています。
何故このような事が出来たのでしょうか?
危険性を認識していなかった?
先ず考えられる事のひとつは、地球がその認識を正しく認識していなかったということが考えられます。
勿論、波動砲の危険性は古代達が波動砲艦隊構想の反対の折にしっかりと訴えていたと思われますので、その危険性を知らないわけではないと思われます。
しかし、その危険性はあくまでも「可能性の一つ」としか捉えなかったのではないでしょうか。
波動砲艦隊構想を実現するにあったって、地球サイドは地球よりも波動エンジンについて詳しいガミラスのオブザーバーにもその危険性について一応聞いたかもしれませんが、そのときの彼らは「実例は知らないね」とでも答えたために、あくまでも「あるかもしれない危険性」程度に捉え、その危険性を過小評価してしまった可能性があります。
ちなみにガミラスのオブザーバーとしては別に嘘は言った感覚はなったと思われます。
実際、デスラー砲が完成するまでガミラスも波動砲は所有していなかったので、その兵器の本質を彼らもまた知らなかったと思われます。
とはいえ、元々地球サイドは波動砲艦を量産したいという欲望があったことに加え、ガミラスのオブザーバーからも「危険は少ない」とお墨付きをもらったことで、波動砲の持つ危険性には目をつぶることにしたのではないかと思われます。
波動砲の威力が弱い?
またもう一つの可能性として、波動砲艦隊構想で作られた波動砲強力な兵器ではあるものの、ヤマトに搭載されているそれよりも威力が弱く、次元を切り裂くほどの威力がないという可能性があります。
そもそもヤマトの波動砲が次元を切り裂く事ができるのはイスカンダル製の純粋な波動コアだからであり、ガミラスや地球が生産しえている波動コアはイスカンダルのそれと比べて遥かに劣化したものなのかもしれません。
事実、2199においてデスラー砲は巨大な波動コアを複数運用して初めて惑星一つを破壊する威力を持たせることができました。
逆に言えばガミラス星の波動コアは「巨大なものを複数運用しなければ」、イスカンダルの波動コアと同じことができなかったわけです。
波動コアに限って言えば、イスカンダルとガミラスとではこれだけの技術の開きがあり、2202で地球が量産している波動コアはガミラスより劣っているか、せいぜいが同じレベルであると思われます。
このような波動コアが使用されている波動砲は当然ヤマトよりも威力が低いと考えるべきであり、浮遊大陸を破壊したり、敵艦隊を殲滅する程度には十分ではあるものの、宇宙を切り裂くほどの威力はないと判断されたのかもしれません。
とはいえ、あれほどの波動砲艦隊が見境なく波動砲を撃ちまくっているのですから、宇宙に対して何らかの悪影響を与えている事は確実であると思われます。
もし2202に続編があるとするならば、この悪影響が重要なキーワードになるのではないかと思います。
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コメント
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次回作を待たず、最終章で、太陽系を飲み込む、局地的・小規模の次元震災が発生して、全滅エンドになるかもぉ?と、ぺんぺん草は、妄想します
ヤマトには、波動砲で、二つの銀河を崩壊させた、白黒歴史がありますから
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この後、ヤマトの波動砲もトランジット波動砲が出て、ハイパーデスラー砲がでるなど発展途上のシステムですから、2202の時代では出力が与える影響は、惑星を崩壊させるところまではあっても、イスカンダルが使っていたものと比べればまださほどではなかったのではなかったのではないかと思うのですが。
ヤマトⅢのハイドロコスモジェン砲、永遠にの新波動砲、ハイパーデスラー砲、完結編の真田さんでも想像を超える超兵器が続々と出てきますからね。そうするとイスカンダルはどれほどのことをしたのか心配になりますが
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これは私の私見ですが
トラッジット波動砲を撃つと現在のヤマトは
波動砲のストライカーボルトが折れて使用不能
になると思います
いわゆるヤマト2の設定ですね(ーー;)
波動砲艦隊が数百の収束波動砲を打っても
彗星ガスを吹き飛ばしただけだとすると
トランジット波動砲でも同等以上の効果程度で
宇宙を切り裂くにはいたらないのでは
ないでしょうか?
ユリーシャと真田さんの波動理論の問答は
あくまで理論的な話しで波動砲の理論方程式
の行き着く先…
例えばレギオネルカノーネをアンドロメダ級の
艦艇と銀河級のCRSで増幅して発射した場合
通常次元を維持できなくなり宇宙規模の断層を
作り出して人が認識できる範囲の宇宙が
崩壊し宇宙が収縮する…
例えば違う銀河が突然ぶつかって砕け合うような…こんなシーンをヤマトの中で見たこと
ありませんか?(笑)
永遠にのスーパーチャージ波動エンジンは
フライホイールが2つになったからと
子供心に納得してましたが
今にして思えば簡易型擬似CRSを利用して
いれば連続してワープするのは容易なことかも
知れません。
ワープ自体も初めて行うときは
かなりヤバイ実験でしたしね(^◇^;)
時間断層で研究開発されたのは
波動コアだけとは考えにくく
あれだけ便利なCRSを自国で作りたいと考える
のは至極当然のことと思います
戦時急造の銀河に虎の子のオリジナルCRSを
搭載して実戦投入したのもガトランティスに
追い込まれただけとは思えません…
G計画を銀河AIが強制的に実施しようとしたのも
地球の敗戦が濃厚になった辺りで
人類とCRSをはじめとする
波動エンジンシステムの補完を目的とすれば
理解できます
もしかして…CRSがモノポールシステムの
基礎理論だったりして…(๑>◡<๑)
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ぺんぺん草様、初めましてですかね?(違ったらもうしわけございません)
コメントをありがとうございます。
> ヤマトには、波動砲で、二つの銀河を崩壊させた、白黒歴史がありますから
やっていますね・・・(遠い目)
あんな事を散々やっていたらそりゃ復活篇の時に「地球やべ~」になりますな(苦笑)
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kazu様、ご意見ありがとうございます。
> この後、ヤマトの波動砲もトランジット波動砲が出て、ハイパーデスラー砲がでるなど発展途上のシステムですから、2202の時代では出力が与える影響は、惑星を崩壊させるところまではあっても、イスカンダルが使っていたものと比べればまださほどではなかったのではなかったのではないかと思うのですが。
> ヤマトⅢのハイドロコスモジェン砲、永遠にの新波動砲、ハイパーデスラー砲、完結編の真田さんでも想像を超える超兵器が続々と出てきますからね。そうするとイスカンダルはどれほどのことをしたのか心配になりますが
これはオリジナルシリーズの設定ですから、必ずしも2199シリーズの設定にあてはめることが出来るかは微妙ですね。
個人的には2199世界においては波動砲系は一度しか使えない「トランジット波動砲」が上限になるのではいかと思っています。
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masa様、鋭い分析痛み入ります。
> ユリーシャと真田さんの波動理論の問答はあくまで理論的な話しで波動砲の理論方程式の行き着く先…
あの時点では理論の話だったのかもしれませんが、結構危険水域に入っていたのは事実だと思います。
なにしろスターシャ様も「地球を救って大丈夫かな~」?」と不安になったほどですし。
> 例えば違う銀河が突然ぶつかって砕け合うような…こんなシーンをヤマトの中で見たこと
> ありませんか?(笑)
もし2199の世界でやったらスターシャ様、檄オコ確定ですね(笑)
時系列的にはお亡くなりになっているかもしれませんが・・・
>
> 時間断層で研究開発されたのは
> 波動コアだけとは考えにくく
> あれだけ便利なCRSを自国で作りたいと考える
> のは至極当然のことと思います
野暮な突っ込みなので絶対に言わなかったのですが、実はCRSがなんで「波動コア」を増幅させる能力があるのか謎なんですよね。
あの二つって2199時点では全く関連性がなかったのに。
あるいはCRSの発動に「波動エネルギー」を利用するのかもしれませんが、それだと「波動コア」が「CRS」を増幅させるという事になるんですよね・・・
う~ん、これは謎過ぎて検証不可能です(苦笑)
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福井さんのインタビューによると、
波動砲問題=原発問題のメタファー
とのことですから、
原発の危険性を認識していたのか?と読み替えると
原子力(波動エネルギー)がもたらす危険は認識しつつも、目先のメリットを優先し、都合のよい前提条件を設定した安全性神話のもと大量の原発(波動砲艦隊)を容認した
と言う感じですかね?
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鮫乗り様、コメントをありがとうございます。
> 福井さんのインタビューによると波動砲問題=原発問題のメタファーとのことですから、
> 原発の危険性を認識していたのか?と読み替えると原子力(波動エネルギー)がもたらす危険は認識しつつも、目先のメリットを優先し、都合のよい前提条件を設定した安全性神話のもと大量の原発(波動砲艦隊)を容認したと言う感じですかね?
実際そんな感じだと思います。
ただ比べるならば波動砲の存在は原発よりも核兵器に近いと思います。
どちらも安全保障の観点から要求されているものですし。
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波動コアとCRSの関係ですが
私が思うに
イスカンダルが地球…ヤマトに
譲渡した技術は星を渡るため
空間から無限にエネルギーを取り込み
ワープ航法を可能にする波動エンジンであり
これの初動デバイスが波動コアになります
いったん火が入れば波動コアは
波動エネルギーのレギュレータ整流機に
なり完全な機関停止からの始動時には
初動エネルギーを供給する仕組みかと
考えます
それ自体でも地球では考えられないレベルの
エネルギー蓄積・発生装置ですが…
CRSは星のエレメントをかいして
人の思いや記憶から
天体規模で大気の浄化のほか膨大な水…海まで
再生してしまう技術です
数百メートルの船を光速や時間を超える速さで
飛ばしてしまうだけでも桁違いの技術ですが
天体規模の…しかも、すでに失われている海を
出現させるなど物理学など遥かに飛び越えた
科学技術です 真田さんの言うところの
人知を超えた科学は魔法と同じというヤツです
その桁違いの現象を引き起こすには
波動エンジンの出力では到底補えないと
考えます
波動砲が宇宙を切り裂くといっても
あれはワープするパワーを艦首から放出してるに過ぎません…
では物質を作り出す魔法パワーは何処からか?
ここに本来のCRSの
波動エネルギー増幅システムがあれば
惑星再生に必要な物質化現象を
引き起こす事が可能になるわけです
銀河は、このCRS増幅システムのみを
使用したのではないでしょうか?(о´∀`о)
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masa様、波動コアとCRSの関係びつての熱い考察まことにありがとうございます!!
すごく納得できる解釈ですね!!
これを公式設定として推したいところです!!
しかしこれが正しいとすると、地球は3年研究してやっとCRS増幅システムという最低限の機能を解明しただけということになりますね。しかも波動コアと異なりコピーも出来なかったわけですので、CRS自体はそれこそ魔法の領域に入っていたのでしょうね。