次回作は宇宙戦艦ヤマト2220?

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皆様今晩は。
以前より2202終了後、新シリーズが始まるとの噂がありましたが、その正体ではないかと思われる情報が本日、ネット上に出回ったようです。
情報の出所は例のごとく小林副監督の呟きなのですが、それは次のようなものでした。
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この呟きから少なくとも次の3点が読み取れます。

①タイトルは「宇宙戦艦ヤマト2220」
②時間軸はタイトルが示すとおり、2202の18年後?
③メインテーマの1つは反故にされたイスカンダルとの約束の行方

2220というのは復活篇の時間軸であるため、2199を使って復活篇の作り直しをする気ではないかという指摘がありますが、毎年のように敵がやってきたオリジナルシリーズの差別化を図るために一気に時代をすすめて世代交代を行うというのはありといえばありであると思っております。
それに元々オリジナルシリーズの「新たなる」~「永遠に」も世代交代を経た上でのストーリーが予定されていましたので(ネタにされているサーシャ17歳も元々はこれが原因)、この意味ではオリジナルシリーズでできなかった初期案を実現させるという見方もできます。
例えば古代と雪の息子を主人公にし、ヒロインをサーシャにするなど作り方によっては面白い作品になるかもしれません。

しかし同時に不満と心配な要素がいくつもあります。
まず不満な点ですが、「反故にされたイスカンダルとの約束の行方」は当事者である古代君たちが解決すべきテーマであり、少なくとも世代交代が行われた作品で取り扱われるべきテーマとしてはふさわしくありません。
そりゃあ上の世代の負債が子供や孫の世代に背負わされるという事は現実世界では珍しくありませんが、そんな現実をヤマトの中にまで見たくはありません。
また心配な点としましては次回作も小林副監督が主導する作品ということであり、完全な小林ワールドの作品になる可能性が高いという事です。
原点のある2202ですら副監督の個人ワークである「飛ぶ理由」の設定が反映されて、多くのヤマトファンから批判されています。
完全オリジナルであるヤマト2220においては「飛ぶ理由」が原作といえるレベルになっても不思議はありません。

あえていいますが、私は「飛ぶ理由」という作品自体は何の悪感情も抱いていませんが、それがヤマト世界として描かれる事に強い違和感を感じています。
2220が「小林副監督の、小林副監督による、小林副監督のためのヤマト」になるとすれば、それは「宇宙戦艦ヤマト」という「コンテンツが本当に終わるときです。
私はこの事態こそ一番恐れます。

2220という作品が本当に続編として企画化されたものかどうかはまだ分かりませんが、本当に続編が製作されるのであるならば、その事については心からうれしく思います。
ただし次こそは一部のスタッフが自己満足するものではなく、多くのヤマトファンに歓迎されるような内容であって欲しいと思います。

コメント

  1. ふくろう より:

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    副監督のTwitterを見て、「えっ!こんな人が!!」と愕然とする思いを抱いていて、多少2202のどんな内容での結末になるかが心配だったりしましたが、第6章の内容からちょっとは安心しています。

    『副監督の個人ワークである「飛ぶ理由」の設定』が気になって調べてみたらYouTube上にありました。それを見て納得。あの2202の色々変なメカなどはこれだったんですね。まだ昔の松本零士色が強い方が実現できそうなデザインでしたが、この副監督の設定で自動惑星ゴルバが出てこられたものには、とても恐ろしいことになりそうです。

  2. 山城2199 より:

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    私個人としては良い仕事さえしてくれたのなら個人の思想信条はどうでもよいと思っていますが、小林副監督のヤマトファンを怒らせる姿勢はどうかと思っています。
    ファンの応援あってこその作品という基本的なことを忘れている気がします。
    次回作としては小林副監督が「2220」であると漏らしていますが、やはり暗黒星団篇が原型になるのでしょうか?
    なんか、完全オリジナルストーリーになるような気もするんですよね~(案外そちらのほうが良いかもしれませんが)

  3. 匿名 より:

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    初めまして、こんな事になっていたのですね。雑誌連載中の「飛ぶ理由」・・機会があり、見知っていた自分・・・そして2199が終わり、2202が始まり直後から、あの連載を匂わす幾何学模様・・・漢字。”あーやちゃった”とまず思いました。
    デザインワークを混同するのはいくらなんでもやり過ぎだと思っています。
    模様などなくてよかった、バンダイもあんなデカール作らないで良かったのにと・・・本当に残念です。
    識別帯や、艦名、所属国家位で良かったのに・・
    柄、漢字、お経は飛ぶ理由だけで、線引きして欲しかったと、コレが後世まで残ると思うと至極残念です。

    そして、まだ付き合うのかと思うと・・・

  4. 山城2199 より:

    SECRET: 0
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    初めまして。
    コメントをありがとうございます。

    > デザインワークを混同するのはいくらなんでもやり過ぎだと思っています。

    まさしくこれなんですよね!
    私自身は小林副監督の「飛ぶ理由」そのものは否定する気はありませんが、ヤマトにおいては完全に異物なんですよね。
    復活篇や2199ではある程度バランスが取れていたのになんで2202ではこれどど我を前面に押し出してしまったのか、本当に残念です。

    > そして、まだ付き合うのかと思うと・・・
    あくまで噂ですが西崎氏とも不仲になっているとのことですし、次があっても恐らく製作からは外されると思われます。
    しかし「本当に大きな代償」でしたね(さらば風)